食べる量をコントロールする機能を知っていますか?

こんにちは。
ご機嫌いかがですか。

 


食べる量をコントロールする機能を知っていますか?

 


前回お話しました「食欲の風邪」のおさらいです。
これは食べたい病と食べ過ぎ病の総称ですね。


今回はこれらの少し突っ込んだ説明をしましょう。
特に食べ過ぎ病のほうは必見です。

 

初めは食べたい病です。


我慢しきれず食べてしまう!
どうにも自分を抑えきれない!
食べたら止まらなく、とことんまで食べてしまう。

これらの症状はほとんどのダイエッターが経験している
ものです。

これが「食べたい病」ですね。


しかしこの食べたい病ですが、症状が何段階にも分
かれていることを御存じでしょうか?

先ほどの症状はかなり重度のものです。

軽い方だと、いつもいつも食べることに縛られている
わけではなく、割と自由な生活ができます。


この重かったり軽かったりする、この差は、カロリー
制限の仕方の違いが一番影響しているでしょうね。

つまり、ハードで厳格(げんかく)なカロリー制限か、
はたまたやんわりとしたゆとりあるカロリー制限か。


これに加えて性格や考え方も影響します。

 

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次が食べ過ぎ病です。


カロリーー制限を極力和らいだものにすると、食べ
たい病の症状も次第に、そしてゆっくりと和らいだ
ものになってきます。

リバウンド、衝動食い、ドカ食いなど、食べたい病
の症状の頻度は少なくなって来ます。


このあたりまで来ると、落ち着いた、乱れの少ない
食生活が送れるようになって来ます。


ただし、だからと言って太らない、と言うことではあ
りません。
体重が増えやすいのは以前とまったく変わりありま
せん。


今までと同じく冷酷に体重は増えます。

私はこの症状を「食べ過ぎ病」とよんでいます。


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なぜ食べ過ぎてしまうのでしょうか?


では食べ過ぎる理由からお話しますね。


食べ過ぎる理由は、体に備わっている「食べる量を
コントロールする機能が働かない」からです。

 

*食べる量をコントロールする機能とは!
食べ物を「必要な時に必要なだけ」食べるようにコン
トロールする。
そして「必要以上」に食べないようにコントロールする。

これが本来体に備わっている、食べる量をコントロール
する機能です。

 

 


ではなぜ「食べる量をコントロールする機能が働かな
くなった」のでしょうか。


例を用いての説明です。


「空腹になると何か食べたくなる」

この短い文章の中には「体」と「意識」の両方
が存在していますね。

空腹、は体です。
そして食べたくなる、は意識(心)です。


空腹だから食べたい。
これは体と意識が同じ方向を向いていますね。
このように同じ方向を目指しているのが本来の形です。

 

そして、話が変わってカロリー制限!

「空腹だけど食べない」

体は空腹。
しかし食べない。

ここでは意識が体の方向の逆を向いています

さらっと言いましたが、これはとても不自然でまた、
とてもおかしいことです。
重ねてとても変なことなのです。


体は空腹。
しかし食べない。

この不自然な行為(カロリー制限)によって、
意識(心)と体は二つに割かれます。

割かれた意識の向きは体と逆です。
この二つはここから「別々の道」を歩むことににな
ります。

 

これが会社の例です。
系列の会社間では、情報は相互に行き来しますね。
ですが、他企業に買い取られた場合、当然ですがそこ
への情報は遮断されます。

この企業の例と同じで、割かれた体と意識間の情報は
遮断されます。

体からの情報が遮断されると次のような状態に
なります。


体の状況(空腹、満腹)をくみ取れなくなります。
つまり正しい空腹感、満腹感が分からなくなります。

 

でも「空腹感、満腹感はちゃんとあるよ」とあなたは
言うでしょう。


今のあなたの空腹感、満腹感は実は偽りの感覚です。
正しい感覚ではありません。

 


そのうちに、偽りの感覚やそして食べる量をコントロール
する機能、についてもお話したいと思います。

 

 

それではまたお会いしましょう。