私は食べることが大好きです

こんにちは。
ご機嫌いかがですか。


「私は食べることが大好きです!」
こんなことを言う人がいますね。

 

まあ、食べることが嫌いな人はいないわけですから、
ごくごく当たり前のことです。
あらためて口にすることでもないでしょう。

みんな食べることが大好きですし、食べることは大き
な楽しみです。

 


そんなことで今回は「食べる楽しみ」について考えて
みましょう。

 

「私食べることが大好き♪」
しかしですよ、これがつまづきの原因になりえると
言ったらどうしますか?

 

そもそも私達が食べることのできる量にはかぎりが
あります。
限界があります。

そんなわけですから、食べる楽しみもこれに比例し
てかぎりがあるということです。

それなのに「もっと、もっと」と追い求めることは、
越えてはならない線を越えることになりかねませ
んね。


ここを理解していない人が実に多いようです。


「食べる楽しみは望めば得られる!?」
そんな馬鹿な事はありません。

多くの人にこのことを知ってほしいのです。


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人は皆食べたい、楽しみたいと思っています。
ここまではとても自然なことですね。
なにも問題はありません。


しかし、これが限度を超えた時、食欲のバランスは危う
くなります。


食欲のバランスが失われるのは、尋常ではない食への
強い思いからです。

分かり易い例がカロリー制限です。
無理な我慢を自分自身に強いる時、食欲はいとも
簡単にバランスを損ないます。


また食べることに普段から不満を持っている人もとて
も危ういですね。
それは食べることをしつように(しつこく)考えようと
するからです。

これも食欲のバランスを損なうきっかけとなりえます。

 

一度食欲のバランスを損なうとこれは習慣になります。
その後は簡単にバランスを損なうようになりますね。

肩の脱臼は癖になるそうですが、この脱臼の癖によく
似ています。

多くの人がここ(食欲障がい)から抜け出せない理由
の一つが「習慣、癖」なのです。


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アペリティフはフランス語で「食前酒」という意味
です。
アペリティフをたしなむメリットは、食欲増進です。
流石フランス、こんな習慣が根付いているんですね。
食べることに情熱を絶やさない、フランス人らしい
楽しみ方です。


「食前酒」は一つの例ですが、お酒は食欲を増進さ
せるものです。

お酒の席で食べる「肴」はとても美味しいですね。
食欲が増している証拠です。

お酒を飲みながら美味しい料理を食べる。
とても美味しくとても楽しい!

この楽しい残像はその後頭の隅に残ります。
この残像に導かれ、夜な夜な飲み歩くことになります。

ここで怖いのは、楽しい残像を「強く追い求め過ぎる」
ことです。

この場合も食欲のバランスは危うくなります。

 

お酒お飲まない人でもこれと似たことに翻弄されて
います。

食欲障がい(食べたい病、食べすぎ病)者は、食べ物
を ‟より美味しく” 感じます。
食欲健常者とは全く違う感覚です。
これは尋常な感覚ではありませんね。
双方を経験した私だからここの違いがよく分かります。

このようなことですから当然、食べることがより楽しく、
食べることがより大好きなわけです。


とても美味しく、とても楽しい!

この楽しい残像は頭に残ります。
そして更に、食べることを強く考えます。
悪循環です。

このような悪循環に対して、何の情報も対策もあり
ませんね。


情報や対策案は私が出して行きます。

 

それではまたお会いしましょう。